彼岸花のころ その２

同じ場所でも、いろいろなイメージになります。
人間の好みも人それぞれですので、しっくりくる作品と、そうでない作品があるのは普通のこと。
どんなに評価されていて有名な絵画でも、いいなぁと思えるものと、好きじゃないと思う作品があるのと同じ、お料理もしかり、ファッションやテレビ番組、音楽だってそうです。

お教室で難しいのは、講評するときに、それが伝わるかどうか。
私にも好みがあるし、撮る人にも好みがあるわけで、それがいつもぴったり一致するとは限らない。
むしろ一致しないことが多いです。

んで、もちろん。
一致しなくていいんです。
一致してもいいけど

で、一応、意見を求められれば、私はあくまで私の好みで、こうしたほうがいいのでは？私だったらこう撮るかな？と提案するわけなのですが、
ご本人はこれがいいと信じているわけなので、意見が一致しなかった場合、作者はどう判断するのか。

先生がどう言おうが、自分が好きなんだからいい、ということでもかまいません。
ただ、お教室に来ているということからいうと、多少は人の意見も聞いてみてもいいかも。やるかどうかは別にして、
自分とは違うけど、こういう意見もあるんだって、記憶にとどめていただけるといいかなぁとは思います。