フィレンツェの夜 ウルトレック45Lを使ってみて
11月のイタリア観光編です。
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11月22日夜。
ベニスから移動してフィレンツェへ。
ミケランジェロ広場に到着したのはもう日が暮れてからでした。
フィレンツェは雨、ここで今回の旅でたった一度しか使えなかった三脚登場、
ベルボンのウルトレック45Lです。
この三脚を持って行く経緯については、11月25日のブログ「旅用の三脚は? ベルボンのウルトレック45L」をご覧ください。
この三脚、いい点は
■たたんだとき短い 295mm。今回リュックに入っちゃいました。
■実際にたてたときに目線までくる。 エレベーターまで使えば178cm。
■わりと軽い。 1,240g
不安な点は
■脚を全部伸ばしてカメラを載せると、なんとなく細くてゆらゆらする気がする。
■脚を伸ばしたり縮めたりするのにコツがいるし、慣れないとむずかしい。
■推奨積載重量が2,000gまで。重い機材の組み合わせには対応できない。5Dマーク2とLレンズ標準ズームでは重さ的にはOKだが何となく不安感がある。
時間がなく、撮影場所を選べなかったので、サラッとまんべんなく撮ってみました。
実際のところ、どこが重要な部分なのかがわからなかったのですが、帰ってきてから考えてみると、ポンテベッキオが入っていた方がよかったのかなと。
撮影してる時は、何が何だかわからずにシャッター切ってます。
で、三脚は。
使っていて、やっぱりなんとなくゆらゆらします。。。現地では不安でいっぱいでした。
何枚か撮ってきた写真を、日本に帰ってきてから見直してみると、
意外や意外、
ほとんどぶれてませんでした!
正直、ぶれてると思ってましたので、びっくりです。
へえ。。。結構使えるのかもしれません。
これはきちんと一度テスト撮影してみてもいいかも。
使い勝手は、やはり脚の伸縮は普段使っているカルマーニュシリーズの三脚のほうが断然簡単で、断然速いんです。
これは慣れの問題もあるかもしれませんが、構造上のこともあると思います。
今回はあくまで旅行中に、万が一夜景でも撮ることにになったら、という前提でしたから、多少不安があっても小さくて軽いものをチョイスしましたが、不安感というのは、やっぱり撮影時にもやもやした気持ちになるものでして、できれば不安は取り除きたい。
ということで、またしばらくしたら、いろいろ試してみたいと思います。
これでいけるなら、これで気兼ねなく撮影できますからね〜!
上の写真の撮影データは、ISO400、F8で1.5〜3秒くらいのデータでした。
※デジカメWatchの「デジカメアイテム丼」にも記事があるのを見つけましたので、ご参考にどうぞ。
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みなさんの好みとして、日本車より外国車、なんて方もいると思いますので、
何となくみなさん憧れらしい、GITZOなんかもちょいと調べてみましょう。
私はこれらの製品は使ってませんので、実際の使い勝手はしらんです。
トラベル系で探しますと、GITZO 三脚 トラベラー カーボン6X三脚 GT1541Tなんかもありますね。
こちらは
畳んだときの短さ 41㎝
高くしたときの高さ 140㎝ これはエレベーターを使ったときなのかどうかわかりません
重さ 0.97キロ
8キロの機材までOK!!!
雲台はついてませんので、別売のものを買ってつかいます。
お値段はとっても高いです。
その他トラベラー系はバリエーションがあるみたいですね。
それぞれ高くした時の高さ、重さ、短さなどは違いますし、雲台ありなしも違います。
2キロまでの機材用は、GITZO トラベラー カーボン 6X 三脚 GT1550T
記念モデルのGitzo オーシャントラベラー三脚キットというのもあります。
これは4キロまでの機材みたいです。
雲台つき
ジッツォは、カーボンでない時代はよく使っていました。
その当時のものですが、いい点は、がっちりしていること。
悪い点は、脚の伸縮のロックナットが堅くなると怪力でないと動かなくなっちゃうことでした。
また、ハードに使うと、がたがきてしまい、調整に出しても治らなかったこと多々ありでした。
カーボンも初代は使ったのですが、ジッツォの初代カーボン三脚、寒いと割れる、脚の開きが細すぎてバランス悪い、雲台のカメラねじ部分がすぐ雲台からはずれて無くなるなと、どうもイメージが悪くなっちゃいまして、その後ベルボンにしてしまいました。
最近のジッツォは良くなったのかな〜。
いい物なら、メーカーを問わず、使いたいですよねぇ!
ジッツォの場合、お値段高いのが一番のネックかな〜?
今回ご紹介の三脚は基本トラベルユースですので、普通に使用されるなら、もっとでっかい三脚をおすすめします。
上の写真はEOS 5D Mark IIにEF24-105mmF4L IS USM、三脚使用しています。トリミング少々しています。
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コメント
川合先生こんばんは。
GITZO 三脚 トラベラー カーボン6X三脚 GT1541T使っています。
日本ではなかなか触る機会もないし、おいてあるところもないので、自腹をきって購入してみました。
私の身長は168cmですが、センターポールを一番上まで引き出せば、使い勝手はいいです。
三脚の購入のポイントは日本製品とは違うので、初心者の方に混乱してしまうと思います。
簡単ではありますが、良い点は軽い、使い勝手が非常に良いこと。
Lロックではないが、Lロックなみにしまります。
センターポールを一番上まであげて撮影しても問題がない。
気になる点は、強度が高いが三脚自体が軽い為、強風時はストーンバックなどが必要、雲台もそれなりの物を買わないと強度が半減すること。
値段に関しては価値観は人それぞれだと思います。
寒冷地での使用経験がないので、割れるかどうかはわかりません。
初期のカーボンと違い割れにくくはなっているかと思いますが、極寒での使用経験はありません。
また、私は撮影する場所や機材制限により、三脚を4本ほどを使い分けしています。
旅行やこれ一本しかもっていけない時は1541Tですが、
撮影旅行にはベルボンのLカルマホニュ535 移動が少ない撮影635
それ以外は大型三脚といろいろと使い分けをしています。
1541T用の雲台として私がベストと思って使っているものは、フォトクラムの雲台です(国内未発売)
よかったら参考までに。
投稿: noeru | 2010年12月19日 (日) 01時38分
>ちょこさん
Gitzoは昔からありますから、根強いファンがいますね〜。
私も昔は使っていましたが、最近は使ってません。
三脚は、何を撮るかで、どういう風に選ぶかが変わってきます。
お花撮影となりますと、なるべく低くできる三脚、というのが選ぶ基準の1番くらいになるんですよね。
そうすると、センターポールがもともと短い物、あるいは、途中からはずせるタイプのものなどが選択されます。
三脚は、慣れるまでは不自由ですが、慣れると便利ですよ。
またしばらくしたら、三脚のお話ブログでやります。
>Kojimaさん
うわぁ、お金持ち。。。
GT1541Tは高さが目線までこないのが難点かなとは思いますが、軽さと、載せられるカメラの重さはばっちちですね〜。
投稿: かわいまき | 2010年12月14日 (火) 00時27分
先生、とても参考になりました。
実物のウルトレック45Lさわってみたら、やはり操作が
複雑なのと、ちょっと華奢かなーと思ったのでやめました。
お値段的にかなり迷いましたが、結局買い替えキャンペーン(キャッシュバック)に背中をおされ、旅行用にGT1541T買っちゃいました。
投稿: Kojima | 2010年12月13日 (月) 00時09分
麻紀先生、こんにちは。こういう情報とても助かります!
、じっくりとリサーチしてから、と思っています。
今日、初めてこちらでプロの写真家のお教室に行ってみました。ペンシルバニア州の植物園(室内)でした。一通り撮影が終わって、みんなで意見交換をしているとき先生が「皆さん!三脚の素晴らしさはわかりましたね?」と言っていて、どっと笑いがおこりました。お勧めの三脚はどれですか?と先生にうかがうと迷わずGitzoと言われました。アメリカでは予算があるなら、ということで勧めるプロが多いです。真ん中の棒(専門用語わからず)がないタイプがよいのではと言われました。限りなく低くできるからということですが、真ん中の棒がないと種類は絞られるかなあと。
ちなみに今日、私はInduroの借り物を使ったのですが(カーボンで真ん中の棒あり)、かなりしっかりしていて、よいとは思いました。ただ、三脚を使って撮影すること自体に慣れていないのでついつい「三脚に制約されている。自由に撮れん」思ってしまいました。でも、三脚の素晴らしさはわからされてしまったので買うしかないです。ベルボンはアメリカではあんまり見かけないのです。まあどのメーカーを選ぶにしても安い買い物ではないので
投稿: ちょこ | 2010年12月11日 (土) 13時43分