« Fcc.jpレディース グループ写真展のお知らせ | トップページ | プライベートフォトレッスン わんちゃん撮影実習 »

2010年9月16日 (木)

オーロラの下で考える 音のこと

カナダのイエローナイフでオーロラを見上げながら考えたこと。

Img_6303kawai

最終日は、一人でプレリュード湖の湖畔で撮影していました。
それが前回のブログの写真です。

正直、一人ですと、少々怖い気持ちもあります。
何が怖いかと言えば、人間の気配。
湖の近くには、沢山のキャンピングカーがとまっていますし、おそらくみなさん船ででかけてしまっていて、そこにはいないとわかっているものの、急に声をかけられたらびっくりしちゃうなぁなんて、何となく不安だったりするわけです。

そんな気持ちを落ち着かせながら、
一人を楽しむ時、
音、について考えました。

こうしてひとり、湖の近くにいると、
さまざまな音が聞こえてきます。

自然の中にいると、音がしない、っていうイメージがあるかもしれませんが、無音ってことはなく、結構賑やかです。

打ち寄せる水の音だったり、
つながっているボートがきしんだ音を出したり、
かなり遠くにいる人の声や車の動く音がまるで耳元であるかのように聞こえたり、
風が木々を揺らす音がしたり。
オーロラが活発になってくれば、オオカミかコヨーテあたりの遠吠えが聞こえてきたり、
水鳥が騒いだり、
いろいろな音が聞こえてきます。

別の湖にいたときには、
あきらかに動物が何かを食べているような「かりかり」という音がしましたし、
まるで人が水に落ちたような、大きな「どぼ〜ん!」っていう音がしてきたりもしました。

そして、比較的外が静かな時には、
自分の中の音が聞こえてくるような気持ちになります。

シーン、、、という音って聞き覚えありませんか?

多少の耳鳴りだったり、
血液が流れる音だったり、
自分が生きているために体の中が動いている音が、聞こえてくるのでした。

ちなみに、オーロラに音があるか、という議論がよくされていますが、
今のところ科学的には無音であるようです。
でも、先住民の方たちが、音がする、というように、
もしかすると、本当に音がするのかも、なんて考えた方がロマンティックではありますね。


マクロフォトがもっと見たい!という声が寄せられましたので、
2008年に開催した川合麻紀写真展
「太陽のカケラ 月のしずく」―色と光と花 ―
をリンクしておきます。
全部がマクロではありませんが、
お花フォト系、ご覧ください。

■NHK趣味悠々 撮り方自由自在!デジタルカメラ写真術 新版(NHK趣味悠々 番組DVD付き」

NHK趣味悠々 撮り方自由自在!デジタルカメラ写真術 新版BookNHK趣味悠々 撮り方自由自在!デジタルカメラ写真術 新版

著者:桃井一至,川合麻紀
販売元:毎日コミュニケーションズ
Amazon.co.jpで詳細を確認する

■川合麻紀の「ちょっとしあわせフォトレッスン」(学研)
 2009年度のデジキャパ!の連載を一冊にまとめた本です。
20100426_

Bookちょっとしあわせフォトレッスン

著者:川合 麻紀
販売元:学研マーケティング
Amazon.co.jpで詳細を確認する

アマゾンで在庫切れの場合にはこちらもご利用ください

学研WEBショップ
セブンネットショッピング
紀伊国屋WEBショップ

はじめてのデジタル一眼 撮りかたレッスンBookはじめてのデジタル一眼 撮りかたレッスン

著者:川合 麻紀
販売元:三栄書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

****************
6月&7月発売の本などのご案内

4月発売の本などのご案内

2月&3月発売の本などのご案内

1月発売の本などのご案内

12月発売の本などのご案内

11月発売の本などのご案内

また、右のカテゴリーからもご覧いただけます。


|

« Fcc.jpレディース グループ写真展のお知らせ | トップページ | プライベートフォトレッスン わんちゃん撮影実習 »

おそとフォト(屋外撮影)」カテゴリの記事

コメント

>Amyさん
ぎざぎざは、木々なのです。周囲にある木々に囲まれる感じになっています。
オーロラの撮影は、星の撮影などにも応用できますので、
ちょっと遠出して、星がきれいな場所に行ったらやってみるといいと思います。

投稿: かわいまき | 2010年9月20日 (月) 21時24分

 お教室でご説明頂き、この写真のギザギザが何か分かりました 
カメラの周りが360℃木々に囲まれているなんて素敵ですね。 

 昨日教えて頂いたオーロラ撮影の極意、本当に行けるその日まで忘れずにいられるでしょうか~。 ちゃんとノートには取りましたが、そんな嬉しい日が訪れたら、またお教え下さいね。 

投稿: Amy | 2010年9月18日 (土) 19時49分

>pramonさん
本当にすごいのにあたると、撮影しているのがどうでもよくなってきますね!
私も場合によっては、ぼけっと見てしまうことがあります。

>ばんさんさん
たしかに!
小さい音でないと、大変かも〜

>risukouさん
やっぱり体の音自体を聞いているってことですよね〜。

>すぺしゃる☆ドルフィンさん
雷みたいな音!
なるほど、、、映像からそういう感じしますか?
無音は、音声を録音するスタジオで感じたことがあります。
すごい違和感あります。。。

>chisatoさん
オーロラの音は、聞こえるかも、って思っていた方が素敵に鑑賞できるかもしれません。
何事もわからないことがまだいっぱいありますから、ね〜!

>□地&○地さん
ケニアにいったときも、やはり怖いのは人間だなぁと。
動物は、普通に車から撮影しているときには、危険度は少ないですが、
同じエリア内で、盗賊におそわれた方もいたりして。。。

投稿: かわいまき | 2010年9月17日 (金) 23時53分

暗闇の中での自分の存在というのは本当に心細いものだと思います
ましてや普段 人工的な音や光に包まれていると
本能的なものも麻痺しているので
自然界の中では か弱い存在になってしまいますよね
でも 実際には 地球のほとんどの場所がそういう場所なのですよね
人が勝手に創りあげた人の世界で我が物顔をしているだけ…
もしかすると一番危険なのは人間なのかも知れないですね

投稿: □地&○地 | 2010年9月17日 (金) 21時33分

オーロラの音?大人には聞こえなくて小さな子供には聞こえたりして・・・
子供のころ、音でお天気のこと感じたりしてたような。雪の日はホントにシーンって感じ、お天気なら小鳥のさえずり、雨ならそのまま屋根に雨粒の当たる音、おふとんのなかで庭の様子を思い浮かべたのを思い出しました。
カナダの夜の湖畔の音や空気を感じてみたいですね♪

投稿: chisato | 2010年9月17日 (金) 14時15分

オーロラって雷みたいな音がするもんだと思っていました。固定観念は捨てねばなりませんね。

確かに本当に「シーン」って音が聞こえますよね。
北国で、フワフワの雪が積もると雪に音が吸収されて無音に近くになります。そういう時は無音を感じます。

投稿: すぺしゃる☆ドルフィン | 2010年9月17日 (金) 09時51分

おはようございます。
僕の田舎も超ど田舎だったので、なんとなくわかります。
外は真っ暗、葉擦れ、キジの鳴き声などなど、暗闇で視覚が奪われるとほかの神経が研ぎ澄まされるんでしょうね(春樹が書いてたかな?)。

どこかの先住民は、通信手段を持たないのに、上流の村に客が来ると、いつ下流の自分たちの村にその客が来るのかわかると聞いたことがあります。こういう場所にいると、彼らにはまだ備わってて使うことができて、僕らからはふだんは失われている感覚が呼び起こされるのかなー。
オーロラの音というのも、音に聞こえる別のなにかなんだろうって気がします。


> シーン、、、という音って聞き覚えありませんか?
僕の場合はキーンです。ずーっと前から静かな場所では聞こえてたので、「沈黙の音」だと思ってましたが、実はただの耳鳴りでした_| ̄|○
鼓動は…酔っ払ったときによく聞こえます(笑)。

投稿: risukou | 2010年9月17日 (金) 08時26分

オーロラの音の話、聞いたことあります。
どんな音かまでは覚えていませんが・・・
シンセサイザーで作った宇宙のホォーと言う感じが合ってると思うのは私だけでしょうか・・・
でも、小さな音でないと眠れませんね・・・

投稿: ばんさん | 2010年9月16日 (木) 22時32分

はじめまして。
私は13年前にフェアバンクスで「爆発」と言われるオーロラを見ました。
ご存知のとおり、真上でのダイナミックなオーロラダンスで、
緑や赤や白などが踊り狂ってました。
音が無い中でのオーロラダンスの光景に不気味さと畏怖の念を感じました。
記憶に残そうと撮影をあきらめたのを覚えています。
麻紀さんのサイトで再びあの時のオーロラに出会えて嬉しいです。
ありきたりのコメントですいません。。。

投稿: pramon | 2010年9月16日 (木) 22時31分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オーロラの下で考える 音のこと:

« Fcc.jpレディース グループ写真展のお知らせ | トップページ | プライベートフォトレッスン わんちゃん撮影実習 »