« なんとなくトマト | トップページ | 奥日光バスツアー 氷の印象 »

2010年2月 1日 (月)

奥日光バスツアー報告

土日は、奥日光方面へバスツアー行ってきました。
ご参加のみなさま、楽しんでいただけたでしょうか?

Img_9626kawai_2
31の早朝。湯の湖にて。
太陽が出てくる前です。

Img_9786kawai
31日お昼ごろ。華厳の滝の一部分です。

撮影機材は
canon EOS5D Mark II
canon EF16-35mmF2.8L II
canon EF70-200mmF4L IS

今回は、Iさんがしきってくださったので、私はいつもより気が楽にツアーの時間を過ごすことができました。
そうでないときには、被写体の状況や、お客様の状況など、とにかくいろいろ考え続けるので、胃が痛いんですよ〜。

撮影のツアー、
アマチュアのころに、お客として参加したこともあります。

その時の私のスタンスは、

そこの場所に行ってみたい

とか

講師の写真家の方がどう撮っているのか、実際に見てみたい

という気持ちからでした。

私が参加者として行っていたときには、
先生と一緒にいるよりは、集合時間まで、自分が撮りたい被写体を探してうろうろしていたことが多かったように思います。

また、場合によっては、
講師の方がどこをどう撮っているのかを、じ〜〜〜〜っと見て、それを真似してみたり、
わきから見てわからないときには、
「あの〜、ファインダーみせてください」
と、御願いしたりしました。

大抵の先生は、声をかければ見せてくださいますし、撮影データも教えてくださいます。

現在は、講師として行くことが多くなりましたが、
私の場合、こちらから積極的に「ここをこう撮れ」とはいいません。

なぜならば、それぞれの方がそれぞれ個性のある写真を撮って欲しいと思うのが一番の理由です。
同じ場所で、同じ機材で、同じ構図で、同じ露出で撮影したら、みんな同じ写真でつまらないじゃぁありませんか。
撮影ツアーは、同じ時間に同じ場所で撮影するわけなので、まったく同じ写真になり得るわけなんですが、それじゃあ、誰が撮っても同じってことになります。
同じになりやすい条件でも、何か自分らしい写真を撮っていただきたいなぁというのが私の希望です。

たとえば、立ち位置。
数メーター違えば、印象はかわります。
高さも目線で撮るのか、それともしゃがんで撮るのか。
使うレンズ。
切り取る場所。
明るさなどなど。

それぞれの組み合わせは、その景色を見たときに、その人がどこに感動したのか、それによって、まったく異なってきます。

まぁ、どうしても真似をしたい、という希望があれば、もちろん、それも可能です。
その場合には、できるだけ近くにいて、積極的に声をかけていただければと思います。

疑問があれば、いくらでも答えますし、
機材の使い方がおかしいなと思えば、こちらからお声かけすることもあります。

また、素敵な被写体を見つけられたときには、近くにいる方には声をかけて、液晶画面を見ていただくこともあります。

上手に、撮影ツアーを、そして講師を使っていただければと思います。

12月発売の本などのご案内

11月発売の本などのご案内

また、右のカテゴリーからもご覧いただけます。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□


はじめてのデジタル一眼 撮りかたレッスンBookはじめてのデジタル一眼 撮りかたレッスン


著者:川合 麻紀

販売元:三栄書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« なんとなくトマト | トップページ | 奥日光バスツアー 氷の印象 »

川合関係アナウンス(写真教室・写真ツアー)」カテゴリの記事

おそとフォト(屋外撮影)」カテゴリの記事

コメント

>inagaki_tさん
同じ場所で同じ時間に撮影していても、
立ち位置、露出、構図、どこにピントを合わせるか、などなど、、、
そこに個性が現れます。
たくさんの人と一緒に撮影していると、みなさんが固まる場所がいい場所に思えますが、かならずしもそうともかぎりません。
まずは、しっかりと風景を見ることです。
自分の気持ちがはっきりすれば、写真にするのは簡単です。

投稿: かわいまき | 2010年2月 7日 (日) 22時12分

川合先生、撮影旅行での指導のご方針を拝読すると、現地での先生の立ち位置と重なり、大変参考になりました。
ご指導頂いたように、どのような風景でも、美しいもの、楽しいもの、心に感じたものなどの印象から自分なりの絵を創造できるというのは私の願望です。
先生の最初の美しい神秘的な印象を漂わせる湯の湖の青のグラデーション、同じ場所で全く違う風景ができてしまった自分の作品と引き合わせ、勉強になりました。
ありがとうございました。

投稿: inagaki_t | 2010年2月 7日 (日) 16時57分

>Skyさん
始まりの青、私も好きです。
もうちょっと速い時間でもよかったかもです。

集団で撮影するときには、人がどこを見ているのかをじっと見ていると、自分の視点+αの視点が見つかります。
世界が広がるから、私も生徒さんたちがどこを見ているか、こっそり見ていることもあります。

>s.sawadaさん
はじめまして!
コメントありがとうございます。
地元が美しければ、それにこしたことはありません
ピンポイントで撮り続けることは強みです
是非つづけてください

投稿: かわいまき | 2010年2月 2日 (火) 10時59分

はじめまして。いつも拝見しています。
1枚目の写真の眺め、山の雰囲気も手前の木も、私の地元(十勝)の然別湖に似た光景だなあと思って見ていました(いや、山中の湖なら大抵朝は似た感じになりますが ^^;)。
私は地元ばかり撮っていますが、いつか時間ができたら、全国の美しい風景を撮って回りたいなあと思っています。
いつも素晴らしい写真をありがとうございます。

投稿: s.sawada | 2010年2月 2日 (火) 08時34分

こんばんは^^
とても神秘的な世界でとても素敵です。
一日の始まりの青、大好きです☆
ほのかに見える赤色もとても素敵です。
日光は、ここ10年行っていないですが、
このお写真を見てると、こんないいとこあったかなぁ
なんて思ったりします。(当時は写真のしの字もかじっていなかったので。汗)
きっと楽しいでしょうねぇ、参加された皆様が羨ましいです☆
5D MarkⅡのセミナーに参加させて頂いた時、
会場近辺で撮影していただけでも、
皆、そっぽ向いて撮っていても楽しかったですもの。
それプラス、同じカメラ好きな人が集まって、
こんな素敵な風景を撮影にいけるなんて♪♪
プリントの時に、周りの人の写真を見て、こんなとこあった?
なんて見るのも凄く楽しいです♪♪
どんどん、開催して頂きたいですねぇ>人<

投稿: Sky | 2010年2月 1日 (月) 20時17分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 奥日光バスツアー報告:

« なんとなくトマト | トップページ | 奥日光バスツアー 氷の印象 »